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カート

カートが空です

&めでたい

&めでたい

2024年も例年通り、1日だけ正月休みをいただきました。しんみり年越しとはいきませんでしたが、無事に新年を迎えられてひと安心です。 

年が明けても続いている年末の残務をこなしていると、ふだんは私のオヤジギャグにも反応してくれる心優しいスタッフの比嘉さんが、神妙な面持ちで「ちょっと相談したいことがあるのですが」と言ってきました。 

そして申し訳なさそうに「3月いっぱいで退社させてほしい」と告げられました。

 理由を聞くと4月から、保育士を目指して保育園で働くことが決まりそうだとのこと。彼女は2児の母親で、子育てと仕事を両立させながら業務も真摯にまめに対応してくれて、頑張りすぎるのが心配になるほど頼れるスタッフです。

 笑顔で送り出してあげたいので、お父さん気取りで将来の夢や今後のことをねほりん・ぱほりん並みに聞いていると、もう一人のスタッフ久保田さんも「3月いっぱいで辞めさせてほしい」と語りはじめました。こちらは、収穫した島野菜の利活用やフードロス解消のためにキッチンカー&お弁当屋を開業したいと、春から動くのだそうです。

 彼も創業時から仕事を手伝ってくれた大切な仲間、県産野菜の深い見識をいかんなく発揮してくれたタフな兼業農家さん。

 彼がいてくれたことで、一癖も二癖もある首都圏の料理人から私たちの会社は絶大な信頼を勝ち得ていたのです。それだけに惜しまれる。だってNHKの朝ドラで注目された、あの「オカズデザイン」さんとやりとりしてくれていたんですよ。

 スタッフに恵まれてここまで来られたことに感謝して、二人を笑顔で送り出したいと思います。

めっちゃ自慢のお二人です。一緒に仕事ができて幸せな時間でした!

わが社も出会いと別れが交差する変化の春を迎えます。

彼らに自慢してもらえる会社になれるように、これからも頑張ろうと決意を新たにしています。

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日誌
ミントグリーン

ミントグリーン

真夏の西日が差す頃に、やにわにスタッフの久保田さんが事務所を飛び出し外に駆けていった。急なことにびっくりして声もかけられず、パソコンのモニター越しに呆然と眺めることしかできなかったが、ミントグリーンのバケツが事務所の前に転がっているのを拾いに行ったようにみえた。

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日誌
聖地巡礼 『美栄』

聖地巡礼 『美栄』

首里の伝統を受け継ぐ料理を出す数少ない店「美栄」。名店中の名店で、県産食材と工芸品に携わる私にとってまさに憧れのお店だ。琉球漆器の「東道盆(トゥンダーブン)」に盛られた琉球料理、順に運ばれてくる料理は、どれも洗練され気品に満ち溢れた素晴らしいものばかりである。

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