common--顧問--
先日、母子手帳交付時に配布するマタニティースクールのチラシのデザインをお手伝いしました。
きっかけはU市の会計年度職員として母子手帳交付の部署で働く妻からの相談。「マタニティースクールのチラシ、変えたいんだけど…」。繰り返し使われてきた既存のチラシは、文字数も多く、少し雑然とした印象を受けるものでした。
行政サービスって、私たちの生活を豊かにする素晴らしいものがたくさんあるんですが、十分に伝わっておらず、情報が整理されていないことも多いのです。
官公庁にインハウスのデザイン室もしくは、お抱えのクリエイティブ・ディレクターがいれば、きっと申請書や案内なども、素敵なデザインになって、煩雑な事務作業も楽しく行えるだろうな。
また、国にデジタル庁だけでなく、Design庁があったら。市民生活に寄り添った温かみのあるデザインが増えて、きっと暮らしはもっと楽しく、豊かになるはず。
ロングライフデザインで知られるナガオカケンメイさんや、パンと日用品の店〈わざわざ〉の平田はる香さんも同じようなことを言っていたような気がします。
完成したチラシはなんとか妻から合格点をいただけたようで、実際に配布されています。不安を抱える妊婦さんがこのチラシを見てスクールに参加し、行政が応援していることを感じてもらえたらいいなぁと心から願っております。