爆弾魔の憂鬱

先日、役所の市民税課からの督促状が届き、驚いてしまいました。社労士の先生に市民税の確定を報告して、すっかり安心しきっていた私は、納付書を机の引き出しにしまい込んでしまい納付期限が過ぎていたのです。
納付書は日々の書類に埋もれ紛れ込んでしまい、私も存在を忘れて確認を怠っていたため、全く気づかずにいました。
慌てて納付を済ませて事なきを得たものの、こういったミスは本当に心臓に悪いものです。税金を支払う意思は十分にあるのに、すれ違いというのか、トラブルが生じてしまいます。日頃からの整理整頓と確認作業の大切さを痛感し、こうした行き違いを少しでも減らせたらと反省する日々です。
そんな中、友人がFacebookに投稿していたエピソードが目に止まりました。
それは、ある役所に爆破予告のメールが送られていたにもかかわらず、爆破予告の時刻を過ぎてから、ようやくそのメールを担当者が確認したというニュースでした。市の危機管理課は再発防止策として、今後は定期的にメールをチェックする方針を打ち出したそうです。
もちろん、爆破予告自体は決して許されるべき行為ではありません。しかし、犯人だけが緊張して待ち構えていて、受け取る側は全く気づいていなかったという状況に、思わず苦笑してしまいました。メールよりも手紙かファックスのほうが確実だったのかもしれません。
この出来事から、相手の状況や習慣を理解し、適切な手段で伝えることの重要性をあらためて感じました。伝わらなければ、どんなに強い思いも意味をなさない。起業して数年が経ちますが、自分にとってどれほど大切なことでも、それが全く意味をなさない場があるのを痛感しています。そして、それを理解するのが、自分の心を守る上でも、ビジネスを円滑に進める上でも不可欠だと感じています。
それにしても、なぜその人物は爆破予告などという行為に至ったのか、役所にその後も定期的に連絡をしているのか、気になりますね。映画化してくれないかと、密かに期待しています。
私自身も、あらためて身の回りの確認を怠らないようにしなければと気を引き締めているところです。