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やちむん(陶器)の特性・検品の基準

やちむん(陶器)の特性・検品の基準

石はじきによる欠損

 

 

やちむん (陶器)には石灰のかたまりが陶土の中に含まれていることがあり、焼成時や窯出し後に、何らかの要因によって やちむん (陶器)の表面に飛び出してきてしまい、欠損してしまうことがございます。

使用に問題が在ると判断した場合は不良品として扱いますが、裏面などに生じた場合など使用に問題ないと判断した際は(直径10mm程度以下)基本的には器の味わいとして、ご提供しております。

 

付着物・突起物

 

 

やちむん (陶器)の表面に塵や石等が付着して突起物になっている場合があります。
使用に問題がないと判断した場合は、通常通り取り扱いますが、器の表面など5㎜以上ある場合などは、訳あり品として扱っております。

基本的には やちむん (陶器) の製造過程上の自然現象として、味わいと捉えていただくよう、ご理解をお願いいたします。

 

表面の線・擦れキズ

 

やちむん (陶器) の窯出しや出荷の際に擦れて生じる細かなキズが生じる場合がございます。主に濃い色のガラス質の釉薬に関しては目立つものもございます。概ね やちむん (陶器)の味わいとして取り扱いますが、あまりにも目立つ場合は、訳あり品として取り扱っております。

ヒビ・欠け・亀裂

 

 

やちむん (陶器)のヒビは、素地(裏)にまで侵食しているものなどは、破損の恐れがなくとも、不良品として扱っており掲載は控えております。
欠けは、使用上問題ない場合5㎜以上あるものは訳あり品とし判断しており、使用に問題が出るものは不良品として扱っており掲載は控えております。

 

釉薬はがれ・剥離

 

やちむん (陶器) では、釉薬のはがれや剥離はございます。
古来日本では、釉薬はがれなどを景色として茶人たちは愉しんできました。
意図しない自然の美を感じられるものでもあります。
それでも弊社では、使用に問題あると判断した場合、表面に5㎜以上あるもの、または裏面に10mm以上あるものは、訳アリ品・不良品として扱っております。
基本的にはやちむんの風合いとして、ご理解をお願いいたします。

 

鉄粉(てっぷん)

 

 

やちむん (陶器) の原料となる土に含まれる成分が焼成の際に、器の表面に黒点となって出ている状態が鉄粉です。 うつわの表情として鉄紛を意図して作陶する窯元もあり、基本的には やちむん の器の味わいとしての扱っております。

良く画像をご覧になって購入等をご判断いただけたらと存じます。

 

にじみ・かすれ

 

 

やちむん の絵付けや染付は、一つずつ手作業で丁寧に書き込むので手作業から生じる、にじみや、かすれ、などある場合がございますが これらは基本的に やちむん の味わい・表情として扱っております。

良く画像をご覧になって購入等をご判断いただけたらと存じます。

 

色むら/釉薬むら

 

 

やちむん は、手作業で釉薬をひとつひとつの器に掛けて作っております。気温や調合の具合などにより、釉薬のかかり方が均一でなくムラがでる場合がございます。 それらの釉薬の流れた跡や釉薬溜まりも、基本的には やちむん の味わいとして扱っております。

良く画像をご覧になって購入等をご判断いただけたらと存じます。

 

ピンホール・気泡

 

 

やちむん の素地に残った空気や、有機物(ホコリなど)、焼成の際に土からガスが抜けるときに小さな穴として残る場合があり、その小さな穴をピンホールといいます。

基本的には やちむん の味わいとして扱っておりますが、使用上問題ない場合でも表面では3.5mm以上、裏面では7.5mm以上の目立つものはお値引き品として扱っております。

 

たたら成形の歪み

 

 

やちむん (陶器)でも制作される、たたら成形は 粘土を切り糸などで一定の厚さの板状にして、手成形する方法になります。そのため、うつわの立ち上がり具合や曲がり具合などに差が出やすくなります。

これはたたら成形ならではの特徴ですが、あまりにも歪みが確認できるものは訳あり品として取り扱っております。

 

ブク

 

 

やちむん (陶器)の釉薬が膨れ上がっている状態をブクといいます。 釉薬がかかっているところに出るのが特徴です。
使用に問題が在ると判断した場合は不良品として扱いますが、裏面などに生じた場合など使用に問題ないと判断した際は(直径10mm程度以下)基本的には器の味わいとして、ご提供しております。

 

貫入(かんにゅう)

 

 

やちむん (陶器)の表面に入るヒビの様なものを貫入といいます。 貫入現象に関しては やちむん (陶器)の特徴としてご理解をお願いいたします。 経年貫入といってうつわを使い続けているうちに自然に貫入が入ることもあります。 やちむん ならではの味わい・育てる楽しみとして、経年変化を楽しんで頂ければと思います。

 

釉薬はね・たれ

 

やちむん (陶器) の絵付けや染付は、一つずつ手作業で丁寧に書き込むので 釉薬がはね・垂れていたりする事がございますが、やちむん (陶器) の味わいとして扱っております。良く画像をご覧になって購入等をご判断いただけたらと存じます。

 

御本手(ごほんて)

 

 

やちむん (陶器)の表面に、淡いピンク色の斑点やまだら模様のことを御本手といいます。 やちむん (陶器)の味わいとして扱っており良品として扱っております。
還元焼成によって現れる現象で、窯変の一種で狙って出すことは、難しいとされています。
名前の由来は安土桃山時代から、江戸初期にかけて日本で大人気だった高麗茶碗、赤い斑点が出ている、お茶碗を御手本として、朝鮮で焼いてもらったところからきているそうです。

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